「ものづくりの楽しさ伝えたい」若手製造業者ら手ほどき 子どもたちが旋盤でこま作り挑戦
京都府久御山町森の「まちの駅 クロスピアくみやま」で17日、「ものづくり祭り」が開かれた。町で製造業を担う若手経営者らが見守る中で、子どもたちが加工機を使って金属製のこま作りに挑戦した。 【写真】祭りのあった会場 同施設の「クロスピア市」の一環で、町で製造業に携わる若手経営者や後継者らのグループ「久御山ものづくりC―AMP(キャンプ)」が運営を担った。 ゴーグルをつけた子どもたちは、長さ約5センチのアルミの棒を卓上旋盤に取り付け、「C―AMP」のメンバーに使い方を教わりながら真剣な表情でこまの軸となる部分を削った。完成すると、手作りのこまを回して笑顔で遊んでいた。 会場には射的や輪投げのブースが並び、キッチンカーも出店した。西田亮太代表は製造業に携わる人が減る現状に触れ「地元の子どもにものづくりの楽しさを知ってもらいたい。いつか自分たちの会社にも入って来てくれたら最高です」と語った。