〝寿命は10代〟生後10カ月で難病がわかった息子 「医学は進歩している」医師に励まされた女性の挑戦
「誰もが得られる情報発信」
「自分の経験や感じた課題を解決すべき」と考えた鈴木さんは、2022年「NEWSTA」を設立。「社会の仕組みとして誰もが情報を得られるプラットフォーム」を目指して動き出しました。 「楽しく育児をするために困りごとを解決する、疾患や障がいがある子どもの〝育児書〟のような存在にして、ここにくれば情報があるという状態にできればと思っています」 2024年3月には、疾患や障がいのある子どもの家族が個別の相談をできるアプリもリリースしました。サイトの情報で解決できない場合は、アプリから当事者家族につながり、情報交換できる仕組みです。 アプリのローンチには、全国約30人の家族がモニターとなり意見を出してくれました。 鈴木さんはよりよい社会にするために企業のサービスと当事者家族のマッチングにも力を入れていきたいといい、企業向けのマーケティング支援やコンサルティング事業も展開しています。 「企業が便利な製品やアイテムを開発していたとしても、マーケティングチャネルがなければ家族の困りごとの解決にはつながりません。今あるいい商品やサービスを、当事者にきちんと届けられるようにしていきたいと思います」