【弥生賞】勢いと順調度を重視 東大HCの本命は2戦2勝のトロヴァトーレ
無敗馬がここでも躍動
◎トロヴァトーレ ここまで2戦2勝と底を見せていない。昨年9月の新馬戦(中山芝2000m)は4番手追走からラスト2F11秒4-11秒2のラップを抜け出し、圧倒的人気に応えた。葉牡丹賞は5~6番手を追走し、直線では前が壁となるシーンもあったが、1頭分スペースが開くと一気に突き抜け快勝。ラスト3Fは11秒7-11秒3-11秒4、勝ち時計2分0秒4と優秀な内容だった。いずれも能力の高さを遺憾なく発揮しており、クラシックでの活躍に注目したい1頭だ。 ◯シンエンペラー メンバー唯一の重賞勝ち馬で、ホープフルS2着と実績最上位。そのホープフルSは最後の1Fで外に大きくヨレ、そこをレガレイラに差されてしまう未熟さを見せたが、直線での抜け出し方は力強く、スピードはトップレベルだ。今回初めてコンビを組む川田騎手もその実力を認めている。 ▲ダノンエアズロック 前走のアイビーSは前半5F63秒1、最後の3Fが11秒2-10秒9-11秒0という超瞬発力勝負となるなか、2番手から上がり3F32秒7の末脚を使い、逃げ粘る2着馬を差し切った。この時3着に負かしたのが、のちにホープフルSを勝つレガレイラ。キレ味は間違いなく一級品だが、キャリア2戦はいずれも東京コース。右回りかつ直線の短い全く異質な中山コースへの適性は未知数。能力で押し切れるか。 以下ファビュラススター、シュバルツクーゲル、ニシノフィアンスに印を回す。馬券は◎軸、◯以下相手の3連複10点で勝負する。 ▽弥生賞予想▽ ◎トロヴァトーレ ◯シンエンペラー ▲ダノンエアズロック △ファビュラススター ×シュバルツクーゲル ☆ニシノフィアンス 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
東大ホースメンクラブ