“紀州のドン・ファン”事件 28歳元妻「結婚は遺産目当て」「うざっ!とは思う」 何度も「完全犯罪」検索 覚醒剤で“矛盾”も
■捜査段階の取り調べと矛盾する発言
しかし捜査段階の取り調べでは覚醒剤について「買っていない」「野崎さんが関わっているとも思わなかった」と答えていたといいます。これは法廷で証言した、「覚醒剤を買って渡した」という発言と矛盾しています。 検察側 「(覚醒剤を)買って渡したと(取り調べで)言えばよかったのでは?」 須藤被告 「警察にそう言ったところで信じてもらえると思わなかった。怖くて言えなかった」
■須藤被告「うつっぽくなっていた」
検察側 「野崎さんはなんで死んだと思っている?」 須藤被告 「友人にも『死にたい死にたい』と言ってた。うつっぽくなっていたから、自殺とか(覚醒剤の)量を間違えてたのかな?とか。あと、他殺も最初は考えたが有識者の話を聞くとそれはないんだろうと」
■「完全犯罪が好きで調べていただけ」
さらに検察側は、須藤被告が事件前に「老人 完全犯罪」「衝撃驚くべき完全犯罪」など、完全犯罪という言葉を何度も検索していたと指摘しました。 須藤被告は「昔から殺人事件をよく見ていた。グロテスクなもの、不気味なものを調べるのが好きでした。未解決事件、サイコパス事件、完全犯罪が好きで調べていただけ」と答えました。 被告人質問は15日にも行われ、12月12日には判決が言い渡される予定です。 (11月11日『news zero』より)