ユーロ圏インフレ率、中期的に目標上回る見通し=調査
[16日 ロイター] - ドイツのIfo研究所が16日発表した調査によると、エコノミストはユーロ圏のインフレ率が中期的に欧州中央銀行(ECB)の目標である2%を上回ると予想している。 調査はスイス経済政策研究所と共同で四半期ごとに実施している。 エコノミストは今年のユーロ圏のインフレ率を2.6%と予想。国別の予想はドイツが2.4%、オーストリアが3.1%、フランスが2.3%。 IFOのNiklas Potrafke氏は「インフレ率は中期的にECBの目標である2%を上回ると予想されている。こうしたインフレ期待の停滞により、ECBはさらなる利下げを控える可能性がある」と述べた。 ただ、ECBは今週の理事会で利下げに踏み切るとみられている。ECBのラガルド総裁は、インフレ率が目標の2%に回帰するとの自信を強めており、これを10月の政策決定に反映させるべきだと述べている。