2030年までに電気自動車だけにするのは到底ムリ! ベントレーが「ビヨンド100戦略」を見直し…2026年には初のBEVを投入予定
AMWノミカタ
これまでもベントレーが2030年にBEVのみを販売するブランドになることは不可能という報道が見られたが、今回は公式にこれまでの戦略を見直すことを発表した形になる。EU連合は2035年以降も再生可能エネルギー由来の合成燃料を使ったエンジン車の販売を容認すると発表し、この大きな政策転換も今回の戦略変更に大きく影響している気がする。 国際エネルギー機関(IEA)の発表によれば、2023年のヨーロッパでのBEVの販売比率は21%、中国は38%と高いが、ベントレーに取って最大の市場となるアメリカはテスラというメーカーがありながらも9.5%に留まる。セグメントによってもこの数字に差異が出るかと思うが、つまるところBEVモデルの一本足打法ではどのメーカーも経営が成り立たないという見通しなのであろう。 ベントレーは新たな市場を開拓するBEVのラグジュアリーアーバンSUVを開発すると発表した。かつての盛り上がりムードが一巡したBEV市場で、新たな購買層を刺激するどのような離れ業をベントレーが繰り出してくるのか期待したい。
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