【イベントレポート】三代目JSB初の展覧会「JSB3 CLASS」明日開幕、7人のソロブースを本人自ら解説
三代目 J SOUL BROTHERSの初のエキシビション「三代目 J SOUL BROTHERS EXHIBITION "JSB3 CLASS"」が、明日12月7日に東京・六本木ミュージアムにて開幕。これに先駆けて、メンバー全員が登壇する記者発表会が開催された。 【写真】左に刀、右にギター。これはつまり…? ■ 旅がテーマの「JSB3 CLASS」 「三代目 J SOUL BROTHERS EXHIBITION "JSB3 CLASS"」は、MATE(三代目 J SOUL BROTHERSファンの呼称)とともに、「旅」をテーマにグループの過去から現在、そして未来へと続く軌跡をたどる展覧会。ライブで使用された貴重な資料やメンバーのこだわりが詰まった個人ブース、さらに巨大スクリーンにより没入感を高めたトークセッション映像など、本展でしか見ることのできないさまざまなコンテンツが用意されている。なおこの展示は会期が3つ設けられており、会期ごとに一部コンテンツが入れ替えられる。 ■ NAOTO「THIS IS MY HISTORY」 記者発表会でメンバーはソロブースについて詳しく解説。「THIS IS MY HISTORY」と題されたNAOTOのソロブースでは、自身の代名詞であるダンスをテーマにしたVR展示を楽しめる。かねてよりダンスコンテンツをVRで発表してみたかったというNAOTOは、「ブース内にVR機器を設置させていただき、それぞれのブースでVRの機械とヘッドフォンをしていただくとそこに僕が現れてダンスをする。パフォーマーとしてのチャレンジです」と見どころを語った。ØMIは「NAOTOさん帽子被って踊ってるじゃないですか。ぐるっと回ってどんな顔してるのかなって見ました。15年隣で踊っているけれどこのアングルでは見たことがないから。絶対ファンの人もそうやって見ると思う(笑)」と下から覗き込むようにして踊るNAOTOの姿をチェックしたという。このブースは個室になっているのもポイントで、来場者は思い思いのスタイルでNAOTOのダンスを間近で観ることができる。 ■ 小林直己「My Time Our Time」 小林のブースは「My Time Our Time」と名付けられ、3枚の大型ビジョンと40枚を超える写真で「これまで見せてきた部分とまだ見せてなかった舞台裏や休日の模様」を楽しめる。小林が実際に使用したギターや撮影で使った刀を展示していることを紹介すると、NAOTOは「ギターと刀……? ギター侍じゃん!? 波田陽区さんじゃん!」と大興奮。ほかのメンバーも「ギター侍……」とオフマイクでつぶやきながらクスクスと笑い、NAOTOの大発見に感心していた。 ■ ELLY「NEO TOKYO GAMECENTER」 中央にプリクラのような写真撮影ブースを設けたELLYの展示室の名前は「NEO TOKYO GAMECENTER」。アーケードゲーム風の映像やELLYの私物などが展示されている。ELLYは「プリクラで思い出を残せるんですけど、さっきもメンバーで撮ったんです」とご機嫌で、「7人では初……?」と6人に問うと、全員がそれに同意。7人で撮影した写真は会場内に飾られるそうだ。また私物のドラゴンボールフィギュアやメンバーの昔のサインも展示。「ØMIさんの昔のサインもある」とELLYはアピールしたが、ØMIは「そんなに貴重じゃないよ。旧サインも書けるし(笑)。でもファンの方は喜ぶと思う」と笑っていた。 ■ 山下健二郎「ROPPONGI BASE」 山下は、所ジョージの世田谷ベースのように、自身の理想のガレージを再現した「ROPPONGI BASE」を展開。この展示のためにDIYした家具やレトロなピンボールゲームなどが設置されており、ピンボールゲームは実際に遊ぶこともできる。展示終了後にDIYした家具を抽選でプレゼントすることを山下が明かすと、場内でひと際目を引く山下私物のバイクについてELLYが「バイクもプレゼントとなってまーす!」、今市隆二が「展示が終わったらだっけ?」と言い出す。山下は「せめてオークションで……」とはしゃぐ2人をたしなめ、「バイクは触らないでください」と改めて注意。今市は「バイク、ダメ?」と山下に再び声をかけたが、山下は首を横に振っていた。 ■ 岩田剛典「白の部屋」 アートが好きな岩田剛典は「白の部屋」と題し、真っ白な部屋を作り上げた。3Dプリンタで作ったという岩田の巨大石膏像が鎮座したこの部屋には複数の額縁が飾られており、期間中に岩田が作品を描き入れていくという。岩田は「等身大どころか巨大な顔面が楽しんでいただけます。フォトスポットがいくつかありまして、さっきのさっきまで微調整を繰り返してベストなポジションで写真を撮っていただけるように改良しました」とこだわり抜いたポイントや会期が変わるごとに部屋のタイトルも変わることを明かす。NAOTOが「黒の部屋でしょ?」と今後の部屋のタイトルを予想すると、岩田は「それは取り返しがつかない」と苦笑い。NAOTOはさらに「最後は爆発させるとか!」と言い、ØMIも「破壊こそ芸術だ!」とケタケタ笑っていた。愛されキャラの末っ子・岩田へのメンバーからのいじりはその後も止まらず、思わず岩田は内覧した際にメンバーが「(石膏像の)額に肉って描くと言っていた」と報道陣に報告。これにより岩田以外のメンバーは岩田の展示室に手を加えることがNGになったことを明かした。 ■ 今市隆二「Resonance of Red」 音楽をテーマに自身のメンバーカラーの赤に染め上げられた今市の部屋のタイトルは「Resonance of Red」。ソロアーティストとしての顔を表現したこの展示室には今市が自宅で使用しているヴィンテージのピアノや師匠である海外アーティストからプレゼントされたギター、レコーディング時に使用しているメモや譜面、ライブで着用したジュエリーなどが並ぶ。NAOTOから「見返したメモで恥ずかしいやつとかないの?」と聞かれた今市は「旨い」と「巧い」が書かれたメモがあることを告白。メモには「旨い」のほうに丸がしてあるがその真意はわからないという。 ■ ØMI「Moonlit Room」 月というアイコンを掲げて活動している ØMIは大きな月が浮かぶ「Moonlit Room」という空間を提供。15分かけて月が満ち欠けし、その光によって明るくなったり暗くなったりするこの部屋は、壁をブラックライトで照らすとØMIの手書きの歌詞や体に刻んだタトゥーの意味を記した絵が浮かび上がる。ØMIがデザインしたという香りの演出にも注目だ。この展示について今市は「削ぎ落とされていてØMIらしいですよね」と語ったが、ØMI本人は「みんなのを見たらもうちょっとやったらよかったかなと思った」とぽつり。「自信持って!」と今市に励まされ晴れやかな表情になったØMIの横で、NAOTOも「みんなそれぞれの展示を今知ったじゃん? でもさ、知らなくてよかったよね」と、互いの展示内容を知らなかったからこそ実現した個性豊かな7人の展示についてコメントした。 ■ 来場者へのメッセージ 最後にNAOTOは「『JSB3 CLASS』という旅をテーマにした展示なので、僕らが14年間、MATEと一緒に歩んできた旅のような時間、14年の軌跡をいろんなことを思い出しながら1回振り返っていただきたい。そして終わってからこれからも旅をともにしていきましょうというメッセージが込められていますのでそういった意味で楽しんでいただけたら」と来場者にメッセージを残し、記者発表会を結んだ。 ■ イベント情報 □ 三代目 J SOUL BROTHERS EXHIBITION "JSB3 CLASS" 2024年12月7日(土)~2025年3月16日(日)東京都 六本木ミュージアム 第1期:2024年12月7日(土)~2025年1月10日(金) 第2期:2025年1月11日(土)~2025年2月14日(金) 第3期:2025年2月15日(土)~2025年3月16日(日) ※12月31日(火)~1月2日(木)は休館日。 ※会期ごとに一部展示、販売グッズに変更あり。 ※記事初出時より、本文を一部変更しました。