中国での新車販売台数、日系大手3社は前年割れ…トヨタは3年連続で前年下回る
【北京=山下福太郎】トヨタ自動車、ホンダ、日産自動車の2024年の中国での新車販売台数は、いずれも前年を下回った。中国の新車市場では、電気自動車(EV)などの電動車を展開するBYDなどの中国メーカーが存在感を高めており、日系メーカーは苦しい立場に置かれている。 【表】一目でわかる…日系3社の中国での苦戦ぶり
トヨタ自動車は前年比6・9%減の177万6000台で3年続けて前年を下回った。22年の0・2%減、23年の1・7%減から下げ幅を拡大した。ホンダは30・9%減の85万2269台で4年連続の減少、日産も12・2%減の69万6631台で、6年連続の減少だった。トヨタは「新エネルギー車への移行や激しい価格競争など市場環境が厳しい」(広報)としている。
24年12月の販売台数は、トヨタが前年同月比1・0%増の18万7200台、ホンダが32・5%減の11万1870台、日産が24・2%減の7万4918台だった。