大谷翔平似も。「セレブのそっくりさんコンテスト」が欧米でブームの謎
毎年、さまざまなトレンドや流行語が生まれているが、セレブ界隈では秋くらいからそっくりさんコンテストが大流行中だ。そっくりさんコンテスト自体はまったく新しくもなければ、珍しくもないが、一種の現象となっているような? 人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesが最新の情報をチェック! 【写真】天才は似る⁉ 羽生結弦&大谷翔平のそっくり写真17連発
皮切りはティモシー・シャラメ
最初に注目されたそっくりさんコンテストは、ハロウィン直前の10月27日にマンハッタンのワシントン・スクエア・パークで開催された「ティモシー・シャラメのそっくりさんコンテスト」。180万人超えのフォロワーがいるYouTuberのアンソニー・ポーが、アナログにもニューヨーク中にフライヤーを貼って回ったのが始まり。フライヤーにはウェブサイトPartifulの匿名招待へと誘導するQRコードが印刷されていて、「面白いことになりそう」という期待感が口コミ&ネット情報で拡散された。その結果、イベント許可も取っていなかったコンテストに何百人もの人々が集まり、スタート前にニューヨーク警察から解散命令が出される始末。 写真:本人
まさかの本人現る
しかし、チャーリー・チャップリンの格好をした主催者ポーは警官の警告を無視し、イベントを決行。しかもポーも予想していなかったが、企画を面白がったシャラメ本人も登場・短時間だったが集まったファンと一緒に写真を撮ったり、サインをしたので、イベントがオーセンティックなものに?! シャラメが演じたキャラクターに扮したコンテスト出場者は、フランス語の習熟度やカイリー・ジェンナーとの関係などについて質問され、最終的に若きウィリー・ウォンカに扮した21歳のマイルズ・ミッチェルが優勝し、50ドルの賞金を獲得している。イベント後、ニューヨーク警察はポーに500ドルの罰金を課し、シャラメ側が肩代わりをすると申し出たが、責任はすべて自分にあるからとポーは申し出を丁寧に辞退している。
ポール・メスカル
シャラメのそっくりさんコンテストが『サタデーナイト・ライブ』でジョークとなったことも影響したのか。11月7日にはダブリンで「ポール・メスカルのそっくりさんコンテスト」が開かれた。優勝者は「賞金20ユーロもしくはビール3パイント」といういかにもローカルなコンテストで、TikTokの広告を見て参加したそっくりさんはわずか7人だった。優勝したのは、メスカル自身が「僕はオールド・ファッションなんだ」と認めているイヤホン使いで、そっくり度をアピールしたジャック・ウォール・オライリー。以来、「イヤホン・ポール」というあだ名をつけられているそうだ。 写真:本人