「映画わんだふるぷりきゅあ!」で色濃く描かれた“ペットと飼い主の関係性”
全くの予想外でした。まさか、アラフィフおじさんがこんなにも泣かされるとは思っていませんでした。 【画像】「映画わんだふるぷりきゅあ!」予告映像のワンシーン 「二足歩行のどうぶつがかわいくダンスをする予告映像」に完全に油断していました。この映画「人間とペットの関係性」についての核心をついてくるのです。 ※この記事では映画の内容とセリフについて触れています。ネタバレを避けたい方はご注意ください 今ペットを飼っている方、かつてペットを飼っていた方、そしてどうぶつに限らず「大切な何か」がある方、きっとこの映画はあなたの心に刺さります。 ぜひ、映画館で見てほしいのです。
絶好調なスタート「映画わんぷり」
2024年9月13日「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!」(「・」はハートマーク。以降「映画わんぷり」)が公開されました。 初動4日間(9月13~16日)の興行収入は4億9700万円、動員40万5000人を記録。2023年の「映画プリキュアオールスターズF」に次ぐ絶好調のスタートとなりました。 自分も3回ほど映画館に行きましたが、親子連れの姿がたくさん見られたのはもちろん、例年よりも大人の女性のお客さんも多く見られ、プリキュア映画の客層が少しずつ変わってきていることを実感しました。 ストーリー的には、人気ゲーム「ドキドキ・タヌキングダム」(「・」はハートマーク)の世界に吸い込まれてしまった「わんだふるぷりきゅあ!」の4人が再会するためにゲーム対決に挑む、といったお子様にも分かりやすい内容となっています。 ゲスト声優にはお笑いコンビ「ジャルジャル」を起用。2人が演じる「ポンタ」「ポコタ」はチョイ役ではなく全編にわたってしゃべりまくる重要な役で、その「とぼけた感じ」が結構はまり役だったと思います。 さて、わんぷり組はこの映画でも「肉弾戦」をしません。 その分、ゲストの「ひろがるスカイ!プリキュア」と「魔法つかいプリキュア!」たちがものすごいアクションを見せます(とはいえ、決してどうぶつを傷つけることはせず、きちんと「攻撃しても大丈夫な対象」を殴っていたのが、さすがのわんぷり映画です)。 このアクションシーンが本当にカッコよくて、この映画の見せ場の一つになっています。個人的にはキュアフェリーチェとキュアマジェスティの「元赤ちゃんコンビ」の絡みが見られて良かったです。 キュアスカイの登場シーンで映画館の子どもたちが大きな歓声をあげていたのも印象的でした。