「別に悲劇じゃない」トルシエジャパンがフランスに0-5完敗...城彰二がサンドニでの一戦を回想!
「悲劇って言われるけど、当然なんだよね」
元日本代表FWの城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネルで“サンドニの悲劇”について語った。 【動画】城彰二が“サンドニの悲劇”を振り返る 2001年、フィリップ・トルシエ監督が率いる日本代表は、フランスのサンドニでフランス代表と対戦し、0-5で大敗。歴史的惨敗で、“サンドニの悲劇”とも称されたこの一戦に途中出場した城氏は、こう回想する。 「雨とぬかるんだピッチで、スパイクは取替え式のポイントの長いやつを履いていたんだけど。あれでもくるぶしぐらいまで埋まるぐらいの柔らかいグランドで。もう田んぼでサッカーしているみたい。そんなグシャグシャで、止まろうと思ってもツルっと滑る。その印象」 劣悪なピッチに日本人選手が苦労した一方で、フランスの選手たちは「全くそれが関係なく、バランス良く立って、パスもパンパン回して」という状態だったという。 ジネディーヌ・ジダンやティエリ・アンリら世界的な名選手を擁し、1998年のフランス・ワールドカップや2000年のEUROを制していた当時のフランスと日本には大きな差があった。城氏は、試合が実現しただけで「すごかった」と述べる。 「完敗して何もできなかったというのしか残っていない。あの時代って、強豪国と試合はできなかった。多分、(フランス人の)トルシエ監督のいろんな繋がりとかがあってやれたんだよね。しかもサンドニでやれたのは、すごいことだと思う」 そして、「悲劇って言われるけど、別に悲劇じゃないんだよね。当然なんだよね」と振り返った。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部