首に巻いたら舌巻いた!? 制作に8ヶ月も要した、カンタータの超大判マフラーが極上スギた…
1年頑張ったご褒美に見合った、極上の逸品!
職業柄、ラグジュアリーなメゾンを含め、数多あるカシミヤのマフラーに触れてきましたが、今回カンタータがリリースするマフラーには思わず舌を巻きました! 写真からでも伝わる! とんでもなく手間をかけた極上カシミヤを見る
なぜなら巻いた瞬間、今までのマフラーでは感じたことのない、なめらかで心地好い肌触りと温もりを感じて、スヤ~っと眠りそうになったから。
大きな愛に包まれているような183cm×75cmという超大判な作りにも理由はあったのかとは思いますが、その極上な肌りについてデザイナー松島さんに尋ねてみると… まずは、カシミヤの毛をクシで梳かして残った毛から汚れやアウターフリース(目に見えている硬い毛の部分)を取り除いて、集まったフワフワな柔らかい産毛のみを原材料としているんだとか。 そんな原材料の毛を洗って細かくほぐして、さらにゴミを取り除く紡績をすることで、やっと糸が仕上がり、それを機屋さんで空気を含みながらゆっくり低速で織ってもらう。
その後に、このマフラーの名前の由来となっているFrisson(フリッソン)仕上げという、“時間をかけて丁寧に縮絨・起毛を繰り返すこと”を施しているとのことなんですが、ほんの数回洗って起毛して世に送り出す工場が多い中、カンタータのマフラーは起毛の回数は強さを変えて8~10回、その間に5、6回は洗ってもらっているそう。 そして最後、キモとなる"光沢"を出すために熱と圧をかけながら毛を寝かしつけて、やっと完成に至るという、恐ろしいほどの手間の掛けよう。 そりゃあ、3月にオーダーしたのに納品が11月と、8ヶ月も要するわけです。
写真を見ていただいても十分に伝わるとは思いますが、さざ波や魚の鱗のように細かい模様が出る繊細なFrisson仕上げは、ぜひ自身の手に取って、そして首に巻いてみて実感していただきたい! そうそう。忘れちゃいけないのが一般的なものより長めにしている繊細なフリンジ。繊細ながら、とても綺麗に撚りをかけ、起毛してねじねじを定着させており、パッと見でもリッチに感じられます。