【SB】海人、GLORY3位ビレットから二度ダウン奪う完勝!「70kgの世界最強になれる」
格闘技イベント『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』 2024年12月26日(木)東京・TDCホール ▼第11試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R 〇海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者) 判定3-0 ※29-26、30-26、30-25 ●ゲリック・ビレット(フランス/WAKO世界ミドル級王者/GLORYライト級3位) 【フォト】海人の三日月蹴りがグサリ!2度のダウンシーン 海人は戦績58勝(26KO)8敗1NCのSB世界スーパーウェルター級王者。SB以外にもRISEやKNOCK OUTの王座も保持している。今年4月には元ONEムエタイフェザー級王者のペットモラコットとSB世界王座を賭けて再戦し激闘の末に判定で勝利、リベンジ&防衛に成功した。10月の前戦では元GLORYライト級王者ダビッド・キリアにも判定で勝利している。 ビレットは戦績36戦29勝(4KO)6敗1分で、GLORYでは11戦5勝(1KO)5敗1敗。攻撃的なファイトスタイルで技も多彩、海人にとっては厄介な相手といえるだろう。今年11月30日に地元フランスでWAKO世界ミドル級王座防衛を果たしたばかり。今回、モハメド・ブタザ(モロッコ/2020 Enfusion 67kg世界王者)が練習中に負傷し欠場となったことで急遽の出場となった。 1R、海人は速いジャブの連続からローキックを落とす。ビレットは飛び込んでの右を打っていく。海人はカーフキックを効かせる。すると海人は、左三日月蹴り一撃でダウンを奪う。立ち上がったビレットに、海人は左ボディ打ちで二度目のダウン。それでも立ち上がるビレット。海人は右、左のパンチで追い込む。ビレットも打たれながらも、左フックのカウンター攻撃を繰り出してヒヤリとさせる。海人は飛びヒザ蹴り、左ボディ打ちを繰り出すもKOを逃す。 2R、ビレットはカーフキック、パンチ連打で反撃。海人は落ち着いて対処。海人は慌てずにカーフキックで崩しにかかるが、ビレットの右アッパーが襲い掛かる。海人はカーフキック連発。ビレットはロープに追い込んで左右のフック。海人はカーフキックで試合を立て直す。ビレットは完全に息を吹き返したようだ。 3R、海人は左フックからカーフキックをヒット。だがビレットは、前へ出て飛びヒザ蹴り、フックと波状攻撃。海人は崩されることはないが、手数は少ないか。ビレットはパンチからカーフキック、ワンツーと攻撃の手を休めない。海人はバックスピンキックを顔面へ放つも、これは不発。逆転を狙いたいビレットは、最後まで攻撃を続けるも試合終了のゴング。判定は3-0で海人が勝利した。 海人は「倒し切れなくて不甲斐ないなと思いました。世界は簡単ではないです。でも乗り越えないとあかん。俺ならできる。70kg世界最強になれる。あと、僕だけじゃなく、すべての階級で2025年は日本人最強になる。僕だけではなく、日本の格闘家を支えてください」と挨拶した。