難民映画祭がオンライン&劇場で開催、日本初公開含む6作品ラインナップ
「第19回難民映画祭」が11月7日から30日までオンラインで開催される。 国連UNHCR協会が主催し、難民をテーマとした映画を通じて、日本社会で共感と支援の輪を広げていくことを目的とした本イベント。今回は、アマルと呼ばれる高さ3.5mの人形が難民の子供の苦境を知ってもらおうとヨーロッパを横断する旅に出る「ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~」、ウクライナの市民が紛争から逃れる避難の旅路を追った「永遠の故郷ウクライナを逃れて」、オーストラリアで警察と難民・移民コミュニティの橋渡しを務める女性の姿を捉えた「孤立からつながりへ ~ローズマリーの流儀~」、インドネシア・チサルア村で数年を過ごすことになったハザラ系アフガニスタン難民の若者2人が学校を立ち上げる「学校をつくる、難民の挑戦」が日本初公開される。定住先のカナダで起業に成功したシリア難民を描く「ピース・バイ・チョコレート」や、第7回難民映画祭で上映された「ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち」もラインナップに並んだ。 【動画】「第19回難民映画祭」予告編(他8件) 「ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~」は11月7日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズでも上映。上映後には監督を務めたタマラ・コテフスカ、撮影監督を担当したジャン・ダカールを招いたトークイベントが開催される。 UNHCR親善大使のMIYAVIは「毎年開催されている『難民映画祭』で上映される作品は、今、この瞬間、地球のどこかで起きている現実を映し出しています。しかし、そこに描かれているのは決して希望の見えない物語ではありません。故郷を追われながらも、困難を乗り越えて生き抜く人々の姿に僕たちの心も強く揺さぶられます」とコメントした。 チケットの申し込みは11月30日18時までPeatixにて受付中。詳細は映画祭公式サイトで確認を。 なお映画祭公式サイトでは、カトウシンスケ、Crystal Kay、坂巻有紗、サヘル・ローズ、鈴木亮平、TAO、May J.、米本学仁、渡部豪太、渡辺真起子がキャストに名を連ねた朗読劇「リスト:彼らが手にしていたもの」が無料配信中だ。 ■ 第19回難民映画祭 2024年11月7日(木)10:00~30日(土)23:55 □ オンライン 配信作品 ・ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~ ※日本初公開 ・永遠の故郷ウクライナを逃れて ※日本初公開 ・ピース・バイ・チョコレート ・孤立からつながりへ ~ローズマリーの流儀~ ※日本初公開 ・学校をつくる、難民の挑戦 ※日本初公開 ・ぼくたちは見た -ガザ・サムニ家の子どもたち □ 劇場 2024年11月7日(木)18:30~20:35 東京都 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 上映作品 ・ザ・ウォーク ~少女アマル、8000キロの旅~ ※上映後にタマラ・コテフスカ監督とジャン・ダカール撮影監督によるトークイベント開催予定。 □ 料金(オンライン・劇場上映ともに) 下記いずれかの料金を選択、匿名寄付は難民援助活動に役立てられる 1作品:寄付つき鑑賞(1000円 / 2000円 / 5000円 / 1万円)、または無料鑑賞 6作品:寄付つき鑑賞(3000円 / 5000円 / 1万円 / 2万円)、または無料鑑賞 ■ MIYAVI(UNHCR親善大使)コメント なぜ、世界は平和にならないのだろう。 なぜ、故郷を追われる人たちは増え続けるのだろう。 僕たちにできることは、他に何があるのだろう。 UNHCR親善大使に就任して7年、ずっと自分に問い続けています。 毎年開催されている「難民映画祭」で上映される作品は、今、この瞬間、地球のどこかで起きている現実を映し出しています。 しかし、そこに描かれているのは決して希望の見えない物語ではありません。 故郷を追われながらも、困難を乗り越えて生き抜く人々の姿に僕たちの心も強く揺さぶられます 世界を想い、平和を問う。 あなたの踏み出した一歩が、世界の誰かの希望へとつながる。