リュディガー、その名前がスペイン語“アントニオ”の理由は…「父親がアントニオ・バンデラスのファンだから。作品は見たことない」
レアル・マドリーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが、自身がスペイン語の名前を有していることについて、理由を説明している。 アフリカ系ドイツ人の父親とシエラレオネ人の母親の間に生まれたリュディガーだが、なぜかアントニオとスペイン語の名前をつけられた。 ドイツ語であればトニやアンソニーとなるところを、なぜわざわざアントニオと名付けらたのか。リュディガーはスペイン『リベロ』とのインタビューで、その理由を明かしている。 「なぜなら、親父がその名前が好きだったからだ。だから俺にその名をくれたってわけさ。親父は俳優のアントニオ・バンデラスが好きだったんだよ。それ、真面目に言ってるのかって? ああ、そうなんだよ」 レアル・マドリーの多くのファンは、MFトニ・クロースのことを愛情をこめてスペイン語読みで「アントニオ」と呼んできた。そのことについて見解を求められたリュディガーは、「まあ、彼にとっては素晴らしいことじゃないか」と返答。加えて、チームメートからは何と呼ばれているかとの問いには「トニとかルディとかルディガー(リュディガーのスペイン語発音)だな」と語っている。 奇しくもアントニオ・バンデラスはレアル・マドリーのファンとして知られているが、リュディガーはそこまで運命的と感じていないようだ。 「そうなのか。そいつは知らなかったな。本当のこと言って、俺は彼のことを知らないんだよ。映画は何本か知っているが、誠実に言わせてもらって、一度も見たことがないんだ」 スペインで“エル・ロコ(狂人)”とも呼ばれるリュディガーはまた、足を高く上げて走るなど、ピッチ上で奇抜な振る舞いを見せる理由を問われて、こう返した。 「まあ、自分のしていることを楽しんでるんだな。だが誰かに対して敬意を欠こうとしてやっているわけじゃない。ただ単純に、頭で楽しめているかどうかって話だ。俺は、どんなこともできるんだよ」