指揮官解任が迫っている？

【写真：Getty Images】

　直近10試合3勝5分2敗と低調なパフォーマンスが続いている、プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッド。昨季からリーグ戦での結果はふるわず、首脳陣は監督交代に向けて水面下で動いているようだ。英メディア『TEAMTALK』など複数メディアが、次期監督候補について報じている。 　 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 　直近10試合のうち勝利したのは3部チーム、今季昇格組で未だに勝利のないサウサンプトン、そしてブレントフォードだった。リバプールとのダービー、そしてトッテナムとの強豪対決はいずれも0-3で敗れており、上位チームには力の差を感じる敗北を喫している。 　当然チームを率いるエリック・テン・ハフ監督にも疑問の声が上がっており、首脳陣は水面下で複数の監督と接触しているようだ。候補として名前があがっていたのは、スポルティングCPを率いるルベン・アモリム監督、ブレントフォードのトーマス・フランク監督、昨季までドルトムントを率いていたエディン・テルジッチ氏、そして昨季までバルセロナを率いていたシャビ氏だ。 　英メディア『PLAYING90』も、「今季悲惨なスタートに終わっており、現指揮官の信頼は揺らいでいるがさらに失墜しつつある」」と述べた上で、「プレミアリーグとヨーロッパリーグでチームの成績が振るわず、監督にはプレッシャー、そして解任の憶測など多くの不確実性が付きまとっている。開幕からの不調で、すでに役員会やファンの注目を浴びており、元バルセロナ監督のシャビ氏と（首脳陣が）カタルーニャで会ったのは、噂に油を注ぐだけだった。結局、火のないところに煙は立たない」と、すでに首脳陣がスペイン現地でシャビ氏に接触済みであることも伝えている。 　そして、「現在のチームが、ヨーロッパリーグでより小さなチームと引き分けに苦戦しているのを見るのはつらい。監督に対する忍耐はすでに限界を迎えているようだ」と述べた上で、「攻撃に想像力がかけており、守備では度々致命的なミスを犯している。ダイナミックで組織的なサッカーを約束して就任したはずの監督だったが、現状はファンが期待したものではない。ユナイテッドは常に世界最大のクラブの一つと考えられており、トップから遠く離れているのは受け入れられない」と、現状が名門クラブにとって受け入れがたいものであること、監督の交代がいつ起きてもおかしくない状況であることを強調していた。