柔らかいツヤ肌を手に入れるためには「ソルトスクラブ」が必須!? スキンケアに取り入れるメリットを米専門家が解説
フリーランスのライターである私のバスルームには現在、自分でも認めたくないほど多くの角質ケア商品がストックされている。やりすぎと言われるかもしれないけれど、あの滑らかで潤った肌の感覚は絶対に手放したくない。長い試行錯誤の末に私は、自分にとって完璧な商品を見つけた。それはソルトスクラブ。オイリーすぎず、大きめの粒が適度に角質を除去してくれる。この方法は効果が実証済みなので、いまさらTikTokで流行ることはないけれど、ソルトスクラブは何千年も前から美容ルーティンの定番で、古代エジプト人も愛用していたそう。 【写真】ソルトスクラブで改善する肌トラブル ここではソルトスクラブのメリットをご紹介します。 ※この記事はアメリカ版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
なぜソルトスクラブが効くのか?
一部の塩にはミネラル(マグネシウム、カリウム、カルシウム、鉄、硫黄など)が豊富に含まれており、これが効果効能のカギとなる。カリウムとマグネシウムは肌の水分保持を助けるので、肌の潤いとバリア機能が改善する。マグネシウムが豊富なバスソルトは、筋肉の収縮・弛緩を促進し、痛みを和らげる目的でアスリートに頻繁に利用されている(マグネシウムは経皮吸収される)。「それに加えてデッドシーソルトには抗菌作用があり、ニキビなどの肌トラブルや炎症性の疾患に効果があります」と、米ニューヨーク市の皮膚科クリニックSchweiger Dermatology Groupの皮膚科医ナヴァ・グリーンフィールド医学博士は説明する。これは、抗菌作用と抗真菌作用を併せ持つ硫黄のおかげ。
美容ルーティンにおけるソルトスクラブの使い方
ソルトスクラブは顔以外の全身に使えるけれど、皮膚がザラつきがちなヒジやヒザなどの部位に重点的に使うといい。開いた傷口には絶対に使用せず、私の個人的な経験から言うと、シェービングの直後にソルトスクラブを使うのも確実にヒリヒリするのでNG。理想的な角質ケアの頻度は人によって異なるけれど、肌が敏感でなく、他の肌トラブルがない人は週に2~3回がベスト(私もこの頻度で行っている)。敏感肌の人はレス・イズ・モアの考え方で、週1回から始めてみよう。 一方の塩風呂は、週に1~2回、または“贅沢な癒しのひととき”が欲しいときに行える素晴らしいセルフケア。バスタブにお湯を張り、バスソルトのパッケージに正確な量が書かれていれば、その指示に従って塩を入れる。でも、一般的なサイズのバスタブには1/4カップ(1カップは300g)の塩で十分。お湯と塩を自分の手でゆっくりかき混ぜ、塩が溶けたら準備完了。お湯に浸かってリラックス。