光陽 テーブルマークグループ冷凍麺の主力拠点 「まるぐ」など成長カテゴリー担う
高品質追求の製造ラインに迫る
製造ラインは「玉うどん」と「具付きラーメン」をそれぞれ視察した。玉うどんはミキシングから製麺、熟成の工程を経て、職人技を再現した「包丁切り」で麺をカット。その後、麺にストレスがかからない大釜で10数分茹で、冷水で麺を冷ましながらしっかりと締める。出来たての麺を試食したところやや硬めだったが、家庭での調理でベストな状態に仕上がるという。 「具付きラーメン」のラインでは「まるぐ」シリーズの「らぁ麺やまぐち監修 鶏コクラーメン」を製造していた。特製の熟成麺を使用し、鶏ガラスープを入れるタイミングはラーメン店の製法を再現したことなどがポイント。また具材のトッピングは人手で行う。視察の際は5種類の具材(豚チャーシュー、鶏スライス、鶏団子、メンマ、ねぎ)をそれぞれ別の従業員が担当していた。当初、機械による自動化も試みたが、見映えなどの点で人手の方が高精度だったという。商品の完成度を上げるため、手間とコストを厭わないこだわりの強さを感じさせた。 「光陽」工場概要 ▽所在地 愛知県豊川市 ▽敷地面積38,205㎡、建築面積10,090㎡ ▽従業員数 157人