ドラ1なのに”衝撃”…たった3年で戦力外のスター候補(4)メジャー入りも噂されたが
プロ野球の世界で長く活躍できるのは、ほんの一握りの選手だけである。たとえ将来有望とされるドラフト1位指名の選手でも、活躍が難しいと判断されてしまえば、若くして戦力外通告を受けるものだ。今回は、わずか3年間で戦力外通告を言い渡されたドラ1選手を取り上げる。
北方悠誠
出身:佐賀県 投打:右投右打 身長/体重:181cm/94kg 生年月日:1994年1月25日 ドラフト:2011年ドラフト1位 高校時代のインパクトは強烈だった北方悠誠も、プロの世界では輝けなかった一人である。 唐津商業では、3年夏に甲子園出場を果たし、最速153キロを計測して10奪三振を記録。将来性を見込まれ、ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団する。 しかし、プロではコントロールで苦しむ場面が多く、フォーム改造に着手するもうまくいかず。1軍登板もないまま2014年に戦力外通告を受けた。 DeNA退団後は、12球団合同トライアウト、入団テストを経て福岡ソフトバンクホークスに育成契約で入団。しかし、新天地でも制球難は改善せず、支配下登録を勝ち取れず戦力外通告を受けた。 その後は独立リーグやロサンゼルス・ドジャース(傘下マイナーリーグ)などを経て、2022年に現役引退を決断。未完の大器と称された北方は、最後までプロの壁に苦しんだ。
ベースボールチャンネル編集部