ダイハツ不正…キャンセル率は10%以下、販売停止の影響公表
ダイハツ工業は認証試験不正に伴う全車種販売停止によるキャンセル率を10%以下と明らかにした。武田裕介取締役営業CS本部長は「キャンセルはそれほど多くない。顧客からは当初の非難から再生を求める声が強まっている。法人顧客は納期を守れないとキャンセルされる場合もあるが、待ってくれる個人客もいる」と述べた。 【写真】ダイハツが2月中旬にも生産再開を検討する京都工場 一方、ダイハツは国土交通省から型式指定の取り消し処分を受けたトラック型商用3車種について、指定の再取得を申請する方針を示した。武田本部長は「3車種は軽トラックより大型でトラックより小型のニーズに応える代替が効かないモデル。1日も早く再取得の環境を整えたい」と述べた。3車種は累計販売2万4000台。だが国交省による残る多くの車種の安全性検査へ対応を優先する必要があるほか、再取得は通常より時間もかかるため、再取得の時期は見通せないとした。