陸上自衛隊迫力の訓練 日本原駐屯地の創設記念行事 模擬戦闘も/岡山・奈義町
陸上自衛隊日本原駐屯地(岡山県勝田郡奈義町滝本)の創設59周年記念行事が同駐屯地内であり、大勢の地域住民らに日ごろの訓練の成果などが披露された。 【写真】一般公開された車両
式典会場のグラウンドに隊員約115人が整列。来賓あいさつの後、倉本貴史司令が厳しい社会情勢や他国の侵略の抑止力となる駐屯地の機能などについて触れながら「隊員一同さらなる高みを目指して地域の皆さまとの良好な関係構築に努め、安心と安全に最大限寄与し精進し続けていく」と式辞を述べた。
短距離地対空誘導弾をはじめ、装甲車や戦車など計31台の観閲行進のあと、音楽隊によるパレード、領土奪還を想定した模擬戦闘があり、隊員たちの迫力ある訓練の様子を詰めかけた来場者はスマートフォンや一眼レフで撮影したり、興味深く見入ったりしていた。
このほか、車両や装備品の展示、模擬店なども好評だった。
同駐屯地は1965年、兵庫県姫路市から第13特科連隊が移駐し開庁。今年月には第13戦車中隊が廃止され、新たに偵察戦闘大隊として島根県へ移駐するなどの改編があった。
津山朝日新聞社