複数箇所で津波を観測 海岸から離れるよう呼びかけ 気象庁
日テレNEWS NNN
日本時間の2日午後11時37分頃、フィリピン付近を震源とするマグニチュード7.7の大きな地震があり、気象庁は宮古島・八重山地方から千葉県にかけての太平洋沿岸に津波注意報を発表していますが、奄美大島の小湊で3日午前3時過ぎに20センチの津波を観測したほか、これまでに複数の箇所で最大10センチの津波を観測しています。気象庁は海岸から離れるよう呼びかけています。 津波注意報が出ているのは、宮古島・八重山地方、小笠原諸島、宮崎県、伊豆諸島、三重南部、和歌山県、徳島県、高知県、鹿児島東部、千葉内房、静岡県、愛知外海、奄美群島・トカラ列島です。予想される津波の高さは1メートルです。 午前3時50分までに観測された津波の時刻と高さは次の通り。 奄美大島・奄美市小湊では午前3時12分に20センチ。 和歌山・串本町袋港では午前3時47分に10センチ。 高知・室戸市室戸岬では午前3時42分に10センチ。 鹿児島・南大隅町大泊では午前3時38分に10センチ。 高知・土佐清水では午前3時35分に10センチ。 和歌山・那智勝浦町浦神では午前3時37分に数センチ程度です。 津波による潮位変化が観測されてから最大波が観測されるまでに数時間以上かかることがあります。 津波注意報が発表されている地域の海の中や沿岸付近は危険です。海の中にいる人は、ただちに海から上がって沿岸から離れてください。 気象庁によりますと、日本時間の2日午後11時37分頃、フィリピンのミンダナオ島付近を震源とするマグニチュード7.7の大きな地震がありました。 気象庁は、津波注意報が解除されるまでは海岸から離れて、近づかないよう注意を呼びかけています。