40代半ば、おしゃれな人だって悩んでる!モデル・岩堀せり「46歳でたどり着いたファッションとの向き合い方」
女性ファッション誌『ViVi』のモデルとしてデビューし、その後、『GLAMOROUS』『otona MUSE』など、幾多の雑誌の表紙を飾り、モデルのトップを走り続ける岩堀せりさん。かっこよくて唯一無二のそのスタイルは多くの女性の永遠の憧れ♡ また、夫であるGLAYのTAKUROさんとの結婚生活も19年目を迎え、家族4人でロサンゼルスに住み始めてはや5年。L.A.と東京のデュアルライフを満喫中です。 【#01】岩堀せりのL.A.ライフ「楽しい人生がイチバン♡ 家族みんなが楽しい!と思う家庭にしたい」 今回、せりさんにお話しいただくテーマは「ファッション」。ひょう柄、キラキラ、小花柄……。昔から派手でエッジの効いたものが大好きで、おしゃれ番長との異名を取り、唯一無二のファッションを楽しんできたせりさん。そんな彼女の年齢にとらわれない自由なファッションについに変化が訪れた!? 46歳、リアルなカジュアルファッションとの向き合い方とは?
#02 46歳。おしゃれするのに変わったこと、変わらないこと
「服が昔から大好きで、もう持っていない服はないのでは⁉︎と思うほどの衣装持ち。ハイブランドからファストファッション、カジュアルブランドまで、値段に関係なく“可愛ければなんでも着る”の精神で、気がついたら家中洋服で溢れていました。 L.A.だとZARAやBrandy Melvilleはよくチェックします。Brandyはもうカフェ感覚で頻繁に訪れているかも。日本に帰国した際も買い物することは多く、娘のリクエストで『渋谷109』には毎回行きます。さすがに欲しい物は見つからないかな~、なんて最初は思っていましたが、トレンドを抑えた可愛いものがたくさんあって、物欲が刺激され結局いろいろ欲しくなる。よく買い物するのはEMODAで、親子揃って“マルキュー”を楽しんでいます。 今はL.A.に住んでいるんですが(L.A.のお話は第一回目をチェック!)、L.A.のファッションは東京に比べ極端だなと思うことが多いですね。海方面に行くほどラフなスウェット率が高くなるかと思えば、街ではモード誌から飛び出したような頭から爪先までカンペキなコーディネートを楽しんでいる人も。そういう意味では、ファッションの振り幅が大きいので、東京よりは自由にどんな服も楽しめるかな。日本だと落ち着いた色の服を着る人が大半だし、日本に住んでいた頃は好きな服を着ていると『あ、私浮いているな』と思ったりもしたけど(笑)、気候が良くて街並みが明るいL.Aだと、鮮やかな色や柄の服も浮くことがなく街に馴染む。どんな服も受け入れてくれる場所ではありますね。ただ、それでもTPOを考えてコーディネートを組まないと、場所によっては自分だけものすごく浮いてしまうことも。気合いを入れておしゃれをしてディナーに行ったのに、行くお店によってはスウェットスタイルで“寝起きで来ました”みたいにラフな人たちに囲まれることもある。そんな経験を重ねた結果、私もL.A.に来てからスウェットを着る回数が増えたかも。そんなわけで、おしゃれにメリハリをつけるようになりましたね。 最近頻繁に着る服はL.A.に、日本にはもう着られないけどとっておきたい過去の戦利品が並んでいます。似たようなものを持っていても、可愛いとつい買ってしまい、クローゼットは常にパンパン。娘にもしょっちゅう、『同じような服ばっか買ってない!?』と指摘されていますが(笑)、懲りずにショッピングを楽しんでいます。もう着ていない服でも、『いつか着られるかも』『娘に着てもらえるかも』と思うと捨てられないんですよね……。裁縫も好きなので、ボロボロになったら自分で直す。そうなると増える一方で本当に大変です。とくに、二度と見つからないような柄とか、もうこれは手に入らないだろうと思われる希少性のあるデザインは捨てられないですね。流行りのミニマリストには、まだまだなれそうにありません(笑)」