J1福岡が14日に2位町田とホームで対戦 「その辺はなくさないと相手の思うつぼ」 強すぎる日本代表に9戦ぶり勝利の鍵が…
J1アビスパ福岡が14日、ホームのベスト電器スタジアム(福岡市)で2位の町田と戦う。現在は勝ち点38の9位。リーグ戦の勝利はFC東京を1―0で破った6月30日が最後で、その後は8試合連続失点で3分け5敗。堅守にほころびが見えており、長谷部監督は「全部崩されたわけではなく、自分たちがボールを失ってからの失点もある。その辺はなくさないと相手の思うつぼ」と攻守の切り替えを課題の一つに挙げた。 ■「かわいいいいいいいいいいい」公式チアのポニテ姿【写真】 切り替えの大切さを示してくれたのが、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦っている日本代表だ。7―0で大勝した5日の中国戦(埼玉スタジアム)では終始敵陣で戦い、ボールを失った直後にプレスをかけて奪い返す場面が多かった。 長谷部監督は「速いし、ボールが取れるし、リスクマネジメントもできている。相手の陣地での切り替えが非常に速かった。Jリーグや天皇杯を含め、国内での試合で一番速かったのでは」と絶賛。紺野も「技術のある代表選手が切り替えまでしっかりやると、やっぱり強い。意識の高さはすごく感じたし、見習わないといけない」と受け止めた。 かつてバルセロナ(スペイン)がボールを奪われた直後の3秒間、全力のプレスで奪い返す守備をして一時代を築いたことで、切り替えの大切さが世界に広まった。紺野は「3秒のことはシゲさん(長谷部監督)もよく言うけど、最近は緩くなっていた。全員が切り替えないとボールは取れないので、連動性も伴いたい」と強調した。 今季の目標は6位以上で、勝ち点41で6位の横浜Mとは同3差。約2週間の中断期間中、4日の練習後には選手間のミーティングで意思を統一した。一体感とスピード感に満ちた守備で上位の町田を破り、目標達成へ望みをつなげる。(末継智章)
西日本新聞社