フジテレビ、2024年10月期は火曜日を改革 『ドラゴンボール』新作は金曜新枠で放送
フジテレビ2024年10月期改編記者発表会が2日にフジテレビ本社にて行われ、反町隆史と杉野遥亮がW主演する新ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』や新特番枠など火曜夜の新編成に力を入れることが発表された。発表会には立松嗣章編成制作局長、中嶋優一編成制作局編成部長、大坊雄二広報局広報宣伝部長、各新番組担当者、進行役として伊藤利尋アナウンサー、井上清華アナウンサーが出席した。 【写真】反町隆史&杉野遥亮、10月期新ドラマ『オクラ』で凸凹刑事バディに! 9年ぶりにフジ“火9”ドラマ復活 冒頭、立松編成制作局長は、この夏の『27時間テレビ』やイベント『お台場冒険王』が大成功を収めたことを報告。さらに2年連続三冠王を記録している番組配信も引き続き好調を維持し、若者視聴、積極視聴がフジテレビの強みだとアピールした。「20代、30代の社員が育ってきていると感じている。ベテラン陣とうまく化学反応を起こして、視聴者に支持されるコンテンツを作っていければ」と、この秋の改編にも期待を寄せた。 中嶋編成部長は、今期の改編のテーマを「一緒に笑えるだけで、しあわせ」と説明。あえて4月期の改編テーマと同じものを掲げることで、『27時間テレビ』成功の上昇気流に乗り、「共視聴No.1」のテレビ局を目指すと力強く宣言した。 4月期は木曜日の番組の改編に取り組んだが、10月期は火曜日の改革に着手。現在関西テレビ制作でバラエティーが放送されている火曜21時の枠に9年ぶりにフジテレビ制作ドラマを放送。第1弾として反町隆史と杉野遥亮がW主演を務める『オクラ~迷宮入り事件捜査~』が10月8日よりスタートする。これまで、『踊る大捜査線』『古畑任三郎』『ナースのお仕事』など名作ドラマを生んできた枠の復活なるか、注目が集まる。 ほか、<カスぺ>と題し、『ドリフ大爆笑』『スターどっきり(秘)報告』『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』などフジテレビの歴史を彩ってきた火曜の特番枠が復活することも発表された。それに伴い、現在放送中の『突然ですが占ってもいいですか?』は日曜深夜帯に枠移動となる。 フジ制作ドラマではほかに、月9枠では10年ぶりの時代劇となる鈴鹿央士、松本穂香W主演の『謎解きレトリック』(10月7日より月曜21時)、藤原竜也と広瀬アリスが初共演を果たす『全領域異常解決室』(10月9日より毎週水曜22時)、『昼顔』『あなたがしてくれなくても』スタッフによる松本若菜主演『わたしの宝物』(10月17日より毎週木曜22時)がラインナップ。 さらに、Snow Man・渡辺翔太がレギュラーMCに初挑戦する『この世界は1ダフル』(毎週木曜21時)、ヒロミとホラン千秋がMCを務める『ザ・共通テン!』(毎週金曜21時)の情報バラエティーが新たにスタートする。 今年亡くなった鳥山明さんが、原作・ストーリー・キャラクターデザインを担当した完全新作アニメシリーズ『ドラゴンボールDAIMA』が、10月11日より毎週金曜23時40分から放送に。この時間帯の放送については、全国ネット放送で届けたいということと、ドラゴンボール世代の視聴しやすさを鑑み設定されたとのことだ。