サトイモのレシピは煮物だけじゃない!産地で愛される絶品レシピ「きぬかつぎ」の作り方とは
今が旬の食材といえば、「サトイモ」です。生産農家さんに聞き込んでみると、芋づる式に出てくる出てくる、たくさんのサトイモレシピ!煮物にするだけじゃもったいない、サトイモのおいしい食べ方を農家の人に取材しました。 【動画】超簡単!サトイモ産地で愛される「きぬかつぎ」の作り方がこちら【7分20秒~】
サトイモ農家の秘密兵器「子ばなれ君」で収穫が楽ちんに!
愛知県でサトイモの生産が盛んな地域である、新城市へ。畑で休憩していた農家の方に、収穫現場を見せてもらいました。鍬で掘り起こし、親イモと子イモがくっついた株を地面に叩きつけます。 (生産農家) 「親イモから子イモが取れる。まんまるでしょ、八名丸(やなまる)」 現在77名のサトイモ生産部会員がいる新城市。土質など発育条件が良く、品質の良い新城市のサトイモは「あいち伝統野菜『八名丸サトイモ』」として広く知られています。今でも鍬で収穫するなど、ほとんどが手作業のため毎日重労働!そんな中、一部の農家さんには秘密道具がありました。 (生産農家) 「子ばなれ君。親イモと子イモが離れる」 ボタン一つで親イモと子イモの部分を仕分けられる優れもの。こうして収穫されたサトイモは、多い日には1日900キロ以上出荷されます。
定番の煮物以外にもコロッケ・グラタン・まる揚げ…レシピが続々!
早速、サトイモレシピを聞き込み開始。まず出てきたのは、「イカとサトイモの煮物」。子イモがたくさんつき、子宝の象徴とされ縁起がいいとお正月にも使われるサトイモ。人気の料理はやっぱり煮物類でした。そんな中、八名丸 さといも部会長の山本松宏さんが、珍しいレシピを教えてくれました。 (八名丸 さといも部会長・山本松宏さん) 「嫁は中国から来た。サトイモをすりおろしてジュース」 火を通したサトイモと牛乳、お好みの量のハチミツを入れ、ミキサーで混ぜるだけでサトイモスムージーが完成! 続いて出てきたのは、「サトイモコロッケ」。新城市内のスーパーや飲食店でも提供される人気メニューです。さらに、寒くなる時期にピッタリの「サトイモグラタン」も。 サトイモはスーパーや産直、道の駅などでも大人気!買い物中の奥様たちにも尋ねました。みそ汁の具材にするという意見などが出る中、こんな意見も…。 (女性) 「小さいサトイモはゆでて、片栗粉をつけてあげる」 素揚げのように片栗粉をつけて揚げた「サトイモのまる揚げ」に、みそを付けて食べるとおいしいとのことでした。