島への思い次世代へ 関東宇検村会が100周年 総会・懇親会に450人参加
関東宇検村会(豊田英麿会長)の100周年総会・懇親会が10日、東京都品川区の品川区立総合区民会館(きゅりあん)であった。出身者や2世、3世のほか、鹿児島県宇検村からも元山公知村長ら約80人が出席。約450人の出席者は、先人たちが1世紀にわたってつないできた島への思いの次世代への継承を誓い合った。 会は1924(大正13)年に出身者らが集まって設立され、日本の高度成長を支える力にもなってきた出身者らが集ってきた。 総会は、男衆が「ヨイヤ、ヨイヤ」と勇ましい掛け声で入場する「振り出し」で幕開け。宇検村から訪れた各集落の区長たち全員で村民歌を歌い、会場は一気に古里の雰囲気に包まれたた。 豊田会長は、「先人たちは寄り合い、語り合い、助け合ってきた。村を思い発展を願い、会をつなげてこられた先人たちに敬意を表したい」とあいさつ。 元山村長は「村では関係人口の拡大や都会と島を行き来する二拠点生活なども推進している。2世、3世の方たちもぜひ村に一度来てみてほしい。村と郷友会が共に発展していくよう交流拡大に努めていきましょう」と祝辞を述べた。 懇親会では、宇検村の芦検稲すり節保存会9人による「稲すり節」や湯湾青年団21人による「八月踊り」などが披露され、最後は参加者全員でワイド節と六調を踊って締めくくった。