厳しい寒さの出口が見えてきた! この先は”冬型”長続きせず 最新の1か月予報を詳しく
9日に発表された最新の1か月予報。この先は寒気の流れ込みが長続きせず、東日本や北日本では平年よりも気温が「高く」なる見込みです。この冬は度々の寒波襲来で、日本海側を中心に大雪となっていますが、厳しい寒さの出口が少し見えてきました。 【写真で見る】向こう1か月の全国の平均気温 ■1週目(1月11日~17日) 1週目は西ほど寒気の影響を受けやすく、奄美・沖縄と西日本は気温が平年よりも「低く」なる見込みです。 12日は、西日本の上空約5500メートルにマイナス36℃前後の非常に強い寒気が南下し、再び山沿いを中心に大雪となるおそれがあります。 一方、北日本は寒気の影響を受けにくく、気温が平年よりも「高い」でしょう。 ■2週目(1月18日~24日) 2週目は、西日本・東日本・北日本の広い範囲で、気温は「平年並み」か平年よりも「高い」見込みです。冬型の気圧配置は長続きせず、寒さが和らいで、日ざしに温もりを感じられる日も多いでしょう。1年で最も寒い「寒の内」ですが、はやくも厳しい寒さの出口が少し見えてきました。 奄美・沖縄は平年並みの気温で、この時季らしい気温が続く見込みです。 ■3~4週目(1月25日~2月7日) 3~4週目も、東日本・北日本を中心に暖かい空気に覆われて、気温は平年より「高い」でしょう。降水が雪ではなく、雨になる日もありそうです。 積雪が多い日本海側では、平年よりも早く雪が融け始める可能性があります。雪崩や落雪、融雪による洪水に注意してください。 ■降雪量 日本海側は雪少ない 冬型の気圧配置が長続きしないため、日本海側では雨や雪が降りにくいでしょう。 降雪量は平年より「少なく」、これまでの大雪から一転して晴れる日が多くなりそうです。 気温が上がり、晴れの天気が続くと、ますます空気が乾燥してきます。火の取り扱い、お肌や喉の乾燥には一層気をつけてください。 RKB気象予報士 橘高香純
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