菅田将暉の主演映画 ヴェネチアに続きトロント国際映画祭に正式出品が決定
俳優の菅田将暉さん(31)主演、黒沢清監督の映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)が、ヴェネチア国際映画祭につづき、第49回トロント国際映画祭のセンターピース部門へ正式出品されることが7日に発表されました。 【画像】菅田将暉さん主演映画『Cloud クラウド』 2種類のティザーポスター 先日発表された世界三大映画祭のひとつ、第81回ヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミア上映に続き、北米最大の国際映画祭でのプレミア上映となります。 トロント国際映画祭は、カナダ・トロントで開催される北米最大規模の来場者数を誇る映画祭として世界中から注目されています。2024年で49回目を迎える今回は、現地時間9月5日から9月15日まで開催されます。 『センターピース部門』は、国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督の待望のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介する部門です。 黒沢清監督作品としては、1998 年に『CURE』(1997)で初めて同映画祭に選出、翌99年に『Spotlight:Kiyoshi Kurosawa」として特集上映が行われて以来、作品を発表するたびに招待されている縁の深い映画祭です。 トロント国際映画祭プログラマーのジョバンナ・フルヴィさんは「『Cloud』を招待することができ、大変嬉しいです。菅田将暉さんの説得力ある演技によって、この映画は一種の教訓的な話でありながら、ネット上の悪意に実生活を脅かされる恐怖が存在している、現代のメディア環境の“カオス”を、スリル満点に体験できる作品に仕上がっています。黒沢清監督の最高傑作!」とコメントしています。 映画は、“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。菅田さんは、転売で稼ぐ主人公・吉井良介を演じます。