【独自詳報】「無言だった」店内にいた男性客 入院先から赤裸々に語る 札幌・ビル放火事件
従業員も知る人物だった?「見て明らかに引いていた」
(記者)「従業員は知ってそうだった?」 (事件当時客として来店していた人)「そうですね…見て明らかに引いたので、もしかしたら知っているのかなと思う。女性スタッフが3人、男性客が自分含め2人、そして男1人。(入ってきた人物は)男。見たことはない人。今まで見たことのない衝撃でした。」 (事件当時客として来店していた人)「光がすごいですね、火がぶわっと一瞬で左右に広がって、その熱波が自分にもかかって、結果的に私も右腕と顔がボロボロのやけどになってしまった。腕なんて溶けていますから。いまは入院しています。これから整形外科の先生とどうやって治療するか話し合う。
頭部や腕に大やけど… 腕全体が水膨れ
(事件当時客として来店していた人)「顔と頭ですね、それとところどころ熱傷というのか。髪の毛も焼けて固まって右腕は全体が水膨れになっている。炎を浴びた男性客が服に火が着いたまま飛び出したんですね。それにハッと気づいて、自分も後ろについて店を飛び出した」 (記者)「店の人は?」 (事件当時客として来店していた人)「火に完全にあぶられている状態みたいな感じ。見てあれって思う感じ。目がぎょろっとしていて普通の人じゃないみたいな感じ」 (記者)「お迎えする雰囲気はなかった?」 (事件当時客として来店していた人)「何にもなかったですね。ラフな格好だったと思います。グレー系のパーカーというか、ジーンズみたいな感じ。手に持っていたのはライター、その前に床に何かを置いたようなしぐさを私は確認できなかったが、ライターを高々と上げて、つけたまますっと手を下におろしていって、ドカン。どんなものかは当時は分からない」
「夢なのかと思った」「固まっちゃったのが原因…」
(事件当時客として来店していた人)「少なくとも(火を)つけた瞬間は動いていなかった。男のズボンが燃えるのまでは見ました。その後は私は逃げました。人が火の中にいるのは見たが、実際にどういう状況かは確認できなくて。警察の方にもいろいろ聞かれたが、警察がどうあれするのかはわからない」 (事件当時客として来店していた人)「正直男がライターに火をつけた瞬間に、爆発するってわかっていれば、爆発する前に逃げられたと後から思う。そうしたらけがすることもなかったとか。いきなり来て、いきなり爆発すると思わないじゃないですか。何だ?と思って固まっちゃったのがけがをした原因。もしかして夢なのかと思ったくらい。(関係者は)全員バラバラで入院している」