豊洲市場協会の伊藤会長が会見(全文1)船出は順調、ほっとしている
小池百合子知事が就任し、一旦開場がストップ
そしてここで市場を開くということで正式に決まって、そしてわれわれそこに移転していくということを実行するばかりでございましたけれども、その間に東京都の知事に小池百合子さんが知事になられて、そしてあらためてこのいろんな心配、懸念があるんだということで、これをあらためて検討しなきゃいけないということで、いったんこの開場をストップになりました。 そして最終的にそれが昨年の6月20日に、その間いろんな【委員で 00:13:26】検討が続けられ、そして土地に関してもさらにこういう浄化措置をしたほうがいいと。特に地下水の問題でしたけれども、それらについてやったほうがいいということで、そしてそれらの安全を確認した上で、その上でここに市場をあらためて正式に開こうということに方針が決まりました。 そしてすぐに、それから今度は専門家の先生たちの検討を踏まえた助言といいますか、こういうことをすべきだということで、いくつか3つほどの対策工事をやるということを、私たちさらにそれの終わったあとで、これの安全確認をしてもらう。そして、それらをまた踏まえた上で、知事としてこれをよく見た上で、あらためてここは安全ですと。ここで、この土地で市場をオープンしていくことはまったく問題ないということで安全宣言がなされました。そういうことで、この10月11日の開場ということになったわけでございます。 そして私たちは、それのための検討、あるいはどういうシステムでこれを動かしたらいいんだと、市場の運営をどういうふうにまとめていけばいいんだということをもう長い間掛かって検討を続け、あるいはシステムを考えだし、あるいはそれぞれの業者が大勢いらっしゃいます。 ここで、例えば水産に限って言えば、卸売業の会社が7社ございます。それから今度は仲卸の方たちが、約、現在491軒の業者の方がおられます。そしてさらに売買参加者の方が多くおられます。こういう人たちの間で、どういう取引をし、どういう品物を検品する中で、どういう形でこれを評価していくか、いうこと、そしてその上で、お客さまにどういうふうにお引き渡しできるかというようなこと、いろんな問題を連続して検討をずっと続けてまいりました。そして【前進 00:18:59】をしました。 そういう中で今日オープンを迎えたわけですが、予想以上に、私どもはいろんな心配はあったんでございますが、比較的順調にスタートできたというふうに今、見ております。その点ではまず、まずまずという今、段階でございますが、もちろん中にはこれから手直ししていかなきゃならない問題がたくさんございますけれども、それらをどんどんお互いに協議し、あるいは直すべきものは直していく。そういうことをもう即日いろいろ検討し合い、話し合いながら、今、早速もう翌日からすでに直すべきものは直してるというような段階で、今のところはまず、船出としては順調に来たというふうに今、見ておりまして。その点ではまず、ほっとしておるのが今の私の正直な気持ちでございます。 素晴らしい設備ができました。そしてこれらを上手に使って、まだまだ不慣れでございますけれども、これらを上手に生かしながら、そしてこの、われわれにとって大事な財産である海の幸、これを消費者の方々に、これをお届けする、こういうことがわれわれの一番の役割だ。しかも健全で、健康で、そしてそうした大変おいしい、あるいはいろんな意味で栄養価が高い、あるいは健康にいいといったようなものをそれぞれに内容を紹介しながら、そしてまたきちんとしたそれらに対する評価をさせていただいて、そしてその中で市場の価格としてきちんとしたものをつくって、そしてそれを取引していくということで、消費者の下にいろんな形でお届けするということがわれわれとしては幸せを届けるといいますか、そういう役割が一番大きい役割だと思っております。これらについて、さらにいっそう栄える市場としてこれを守り上げていきたいというふうに現在思っております。 83年間、お世話になった築地の地に、築地の市場に心からの感謝をささげつつ、この新しい豊洲の地で立派な市場をつくり上げていきたいと、今、それだけを強く念じております。