高齢者の孤独感、コロナ禍で深まったか…親しい友人・仲間「たくさんいる」が8%弱に激減
政府は21日午前の閣議で、2024年版「高齢社会白書」を決定した。65歳以上の高齢者のうち、親しい友人・仲間が「たくさんいる」と答えた人の割合は7・8%と、18年度に実施した前回調査の24・7%から16・9ポイント減少した。人と話をする頻度が「毎日」と答えた人の割合は、前回調査の90・2%から17・7ポイント減り、72・5%だった。
独り暮らしの高齢者が増える中、新型コロナウイルス禍で人付き合いが制限されたことが影響したとみられ、「望まない孤独・孤立に陥らないようにするための対策の推進が必要だ」と指摘した。
調査は内閣府が昨年10~11月に実施し、2677人から回答を得た。