ホープフルS、ジョバンニ2着も明るい未来が見えた
◇28日 「第41回ホープフルS」(G1・中山・芝2000メートル) 勝者には完敗したが、しっかりと明るい未来が見えた。直線坂上、ジョバンニは1番人気のクロワデュノールを追いすがる。最後までその間隔は詰まらなかったが、2着争いは制して、賞金加算に成功した。 最内枠からスタート。行き脚が付かず初手は後方に置かれ、松山は「いろいろと対策をしてもらったが、ゲートは出なかった」。それでも外から切り込んでくる馬が少なく、前がポケット状態となり、スルスルと中団へ。これには「1番枠だったので、中団まで潜り込んでリズム良く運べた」と、リカバリーできたことが大きかった。 「一瞬、やったと思ったけど、差を詰められなかった。距離は対応できると思うし、これからが楽しみ」と鞍上は今後の成長力に期待。杉山師も「枠を生かしたジョッキーの好騎乗でしょう。多頭数でもまれる競馬を一発でクリア。操縦性の高さは確認できた。勝った馬は抜けてましたけど、来年のクラシックが楽しみになりました」と来春のリベンジに向けて手応えはつかんだようだ。
中日スポーツ