岡山県警

　特定抗争指定暴力団の池田組と山口組の抗争に絡み、対立する組員に岡山市内で付きまとったとして、岡山県警は27日、暴力団対策法違反の疑いで池田組幹部のA男（52）ら4人を逮捕した。同市は両組の活動が制限される「警戒区域」に指定されており、県警によると、区域内の付きまといによる摘発は全国初。 　4人の逮捕容疑は共謀し7月13日、岡山市北区中央町で、歩いていた山口組系組員に乗用車で近づくなど付きまとった疑い。認否を明らかにしていない。 　他に逮捕されたのは同市南区、池田組組員B男（37）▽同市北区、同組系組幹部C男（52）▽同、同組系組員D男（35）―の3容疑者。 　県警によると、防犯カメラなどから割り出した。4月に同県倉敷市の民家に手りゅう弾が投げ込まれ、山口組系組員が逮捕された事件との関連を調べる。