本四結ぶ送電ケーブル破損 油流出 岡山県倉敷市の地中、電源開発ネット発表
電源開発送変電ネットワーク(東京)は27日、岡山県倉敷市児島地区の地中にある本州と四国を結ぶ送電ケーブルで破損事故が発生し、微量の絶縁油が瀬戸内海に流出したと推定されると発表した。 同社によると事故は9日午後2時20分ごろ発生し、ケーブルを収容する地下トンネル内に絶縁油約6千リットルが流出。一部は回収できたものの約3500リットルがトンネル内に残っている。 15日に社員がトンネル近くの側溝で油膜を発見。側溝内の水と周辺の海水を分析したところ、微量の絶縁油が検出されたことから、一部が側溝を伝って海に流れ出たとみている。 同社は絶縁油が常温で発火する恐れはなく、有害物質も含まれていないとし、さらに流出しないよう24時間体制で周辺を監視している。