中日・ライデル、「契約としては環境が一番大事。話を聞いてから判断したい」「いろいろ絡んでくるかもしれないですけど」
中日のライデル・マルティネス投手(28)が14日、来季の契約について熟考する姿勢を強調した。ナゴヤ球場での秋季練習に参加した守護神は「契約としては環境が一番大事。話を聞いてから判断したい」と話した。今後は母国・キューバ代表として臨む「ラグザス presents 第3回 プレミア12」ヘ向けて、名古屋を中心に汗を流す予定だ。 最後まで慎重に言葉を選んだ。練習のためナゴヤ球場を訪れたマルティネス。「まずは話を聞かせてもらってから判断しようと思っています。いろいろ絡んでくるかもしれないですけど、まずは待つこと。契約するまで我慢することです」と話した。 2度のセーブ王に輝き、竜歴代2位の通算166セーブを挙げてきたマルティネス。今季で3年契約最終年を迎えた守護神の今後は、井上新監督を迎えたドラゴンズにとって今オフの懸案事項の一つ。これまでに球団は複数回にわたって右腕と来季の契約について話し合い、井上新監督も直接熱意をぶつける機会を探っている。 契約を進めていく上で、マルティネスが重視するポイントは。既に派遣元のキューバ政府には自身の思いは伝えたという。「キューバ政府は話をしてくれるけど、プレーするのは自分。最終的に僕が納得しなかったら政府も何もできないと思う」。具体的に求める内容については語らなかったが「契約としては環境が一番大事。環境がいいところならどこでも大丈夫」と口にした。金銭面、待遇面、生活面。自身が納得できる環境であれば、「先発以外なら何でも」と続けた。 この日はキャッチボールやランニングなどで汗を流した右腕。今後は11月上旬から始まる「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に向けて調整していく。「今年は60試合投げて今までで一番疲れたけど、せっかく呼んでもらったからね」。キューバは日本と同グループ。11月17日の台湾・天母スタジアムで対戦する際は、侍ジャパンの前に立ちはだかることになりそうだ。
中日スポーツ