みずほ銀行頭取「迷惑、不便おかけした」 システム障害「再発防止、全力尽くす」
みずほ銀行の藤原弘治頭取は1日、記者会見し、2月28日に発生したシステム障害について「ご迷惑またご不便をおかけしました。当社といたしましては、今回の事態を大変重く受け止めまして、お客様、並びに社会のみなさま全般に対してしっかりと謝意を示すとともに二度と起こさないという強い決意の元、今回起こしましたご迷惑ご不便、これについては再発防止の徹底に全力で尽くしてまいたいと思います」と謝罪した。 【動画】みずほ銀行のシステム障害 藤原頭取が記者会見
藤原頭取は会見冒頭「この度はみずほ銀行の定期性預金のデータ更新作業に関しましてシステムトラブルを起こし、またATMの取引においてもトラブルがおきまして、お客様への対応が不十分だと言うこともございまして、多くのお客様に長い時間お待ちいただくという形になってしまいました」と経緯を説明した。 藤原頭取によると、2月28日に定期性預金のデータ移行作業45万件と、月末の取引25万件があり、取引が重なったことでシステムの一部に負担が生じた。その結果、3月1日午後3時まで一部のATMが正常に稼働しなかったほか、一部ではATMからキャッシュカードや通帳が戻らないトラブルも起きた。データ更新作業に関連するトラブルは「28日中にシステム上の手当を終え、ATMも本日15時の時点で全拠点で復旧している」と述べたが、キャッシュカードと通帳の返却はまだ終えていないと説明した。