遠洋航海実習へ出発式 小名浜海星高練習船「福島丸」 福島県いわき市
福島県いわき市の小名浜海星高の練習船「福島丸」に乗船する実習生は16日、太平洋海域での遠洋航海実習に向け、小名浜港で出港式に臨んだ。実習生の家族らが集まり、会話を交わしながら航海の安全を願った。天候不良のため、出港を見送った。17日午前に同港を出港する予定。 今年度最初の航海実習で、専攻科海洋科1、2年生10人、専攻科機関科2年生5人の計15人が約50日間のマグロのはえ縄漁実習に臨む。7月3日に帰港予定。 式では、中沢春雄副校長が「一つのチームで実習に臨んでほしい」とあいさつ。実習生代表の橋本祐月(ゆづき)さん(19)=専攻科海洋科2年=が「仲間と協力して無事に戻ってきます」と述べた。