殺人の容疑で逮捕、送検された内田梨瑚（りこ）容疑者21歳

　４月中旬、北海道旭川市で、17歳の女子高校生を橋から川に落とし、殺害したとして、21歳と19歳の女２人が逮捕された事件…ＳＮＳのトラブルで脅された女子高生は、電子マネーで10万円を払うことを提示していたとみられることなどが新たにわかりました。 【写真を見る】ＳＮＳのトラブルで脅された女子高生、電子マネーで10万円の“解決金”を提示か…送金上手くいかず、直接会って監禁～殺害とみて捜査　内田梨瑚容疑者「言葉遣いが気に入らなかった」 旨の供述　北海道旭川市 　14日午前、検察庁に身柄を送られた旭川市の無職、内田梨瑚（りこ）容疑者21歳…４月19日、知人の19歳の女と共謀し、旭川市郊外の渓谷、神居古潭の神居大橋から、留萌市の17歳の女子高生を約10メートル下の石狩川に落とし、殺害した疑いが持たれています。 　女子高生は５月下旬、石狩川の下流で遺体で発見され、死因は溺死でした。 　事件のきっかけは、女子高生が内田容疑者の写った画像をＳＮＳに無断で使ったことでした。 　捜査関係者によりますと、そのことで内田容疑者らに脅された女子高生は、トラブル解決のため、電子マネーで10万円を払うことを提示していたことが新たにわかりました。 　しかし、送金が上手くいかず、内田容疑者らが殺害容疑の前日、留萌市の道の駅を訪れ、初めて女子高生と会っていたとみられています。 　その後、内田容疑者らは女子高生を軽乗用車に乗せて60キロほど離れた旭川市まで連れ回し、監禁…途中、旭川市のコンビニエンスストアに立ち寄った際、逃げようとした女子高生に暴行していたということです。 　また、監禁容疑で逮捕された16歳の少年と少女は、殺害現場とされる神居古潭には行っていなかったことも新たにわかりました。 　警察は捜査に支障があるとして、２人の認否を明らかにしていませんが、内田容疑者が女子高生について「言葉遣いが気に入らなかった。呼び出して謝罪を求めたが、失礼な態度を取られた」などの趣旨の供述をしているということも捜査関係者への取材で新たにわかりました。 　警察は引き続き動機、殺害までの経緯などを詳しく調べています。