強盗予備疑いで逮捕の2人 昨年発生の強盗致傷事件実行役と一緒に行動 南相馬市
相双地区で金品を奪うために工具を準備したなどとして、強盗予備の疑いで男2人が南相馬署に逮捕された事件で、男2人が事件前後、南相馬市原町区で発生した強盗傷害事件の実行役の男と一緒に行動していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。同署は二つの事件の関連を慎重に調べている。 捜査関係者によると本籍札幌市、住所不定、職業不詳の男(24)、埼玉県越谷市、会社員の男(25)の両容疑者は逮捕容疑となった昨年2月23日前後、南相馬市で同26日に発生した強盗傷害事件実行役の受刑者の男(24)=強盗傷害などの罪で懲役7年=と一緒に行動していたという。職業不詳の男(24)と受刑者の男(24)は友人関係で、2人と会社員の男(25)に面識はなかった。 受刑者の男は昨年10月に福島地裁で開かれた自身の公判の被告人質問で「(職業不詳の男(24)から)『仕事がある』と言われ、一緒に東京へ向かった。茨城、福島、仙台に行き、25日に(北海道に)帰ってきた」などと供述。強盗傷害事件の現場の下見ではなかったとした。 南相馬署は25日、両容疑者を福島地検に送致した。
福島民友新聞社