佛教大勝利、天理大-大商大の敗者と神宮懸け第2代表戦へ「バトンパスいう感覚で」国友健一監督
<明治神宮野球大会関西地区第1・2代表決定戦:佛教大2-0奈良学園大>◇第3日◇4日◇南港中央◇敗者復活2回戦 佛教大(京滋)が奈良学園大(近畿)に2-0で勝利し、第2代表決定戦に駒を進めた。この後に天理大(阪神)と大商大(関西6)による第1代表決定戦が行われ、佛教大はその敗者と5日に第2代表の座を懸けて戦う。 佛教大は、7回無死三塁で喜多智也内野手(4年=奈良大付)の左越え適時二塁打で先制。その後、捕飛、一ゴロで2死三塁として、薬師志(やくし・こころ)内野手(3年=比叡山)が左前適時打を放った。 決勝打の喜多は4回2死二、三塁の好機で空振り三振に倒れていただけに、「最悪犠牲フライでもいいかなっていう思いで。その前の打席でチャンスをつぶしてるので、まずはほっとしました」と安堵(あんど)した。 3年ぶり7度目の明治神宮大会へ、あと1勝。国友健一監督(39)は「選手たちにも伝えたんですけど、秋なんで、運動会に例えるとバトンパスいう感覚で物事を運んでいかないと。誰か1人力があって、10人抜きする選手はうちにいない。ランナーが出た時にバッターが目の前のことを一生懸命にやっていけるか」と決戦を見据えた。