【24/25シーズン予習スペシャル】「すごく盛りだくさんなスケジュール」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
岡崎:連戦の選手もいますしね。インターバルの短い期間でも出なきゃいけない選手もいたりする。体調管理も大事になってきますね。 KENJI:そして、国際大会ではミニマムスコアの算出方法が変更となりました。 岡崎:昨シーズンまではショートはショート、フリーはフリーでそれぞれクリアしていく条件でした。今年はその2つを合算して、欧州選手権、四大陸選手権は男子が86点、女子が75点。世界選手権は、男子が104点、女子が90点。ショートとフリーの合算した点数がそれを超えてないと出られません。ただ、ショートとフリーの合計点を同じ試合で取らなくてもよく、別々の試合の点数を合算しても大丈夫。ただ、これまでよりも少し高い数字が求められているので、選手も大変になってきていると思います。 KENJI:コーチとしてはこのスケジュールはどうですか。 無良:年内は全日本に向けて目標を定めて積み上げていくのが大体の流れだと思います。逆に年が明けてからはインターハイ、国体の流れもタイトです。なので、どこをどれぐらいにしてという配分が、コーチ側は大変かなと感じています。選手はお正月も休めないですし、太れない。大変だなと思います。 中野:やっぱり、まずは全日本ですよね。自分が選手だったときは、1度目のピークを全日本に持っていく。そこで選ばれなければ、その先の試合はないわけです。まずはその試合が1番大事だったかなって思います。審判員としては、国内の大会では西日本に行く予定です。緊張しますけど、楽しみです。
ジャンプの本数は6本?7本?
KENJI:続いては、本題のルール改正点をチェックしていきたいと思います。この番組のメインテーマになりますが、まずは今シーズンの改正について、全体的にはどんな印象でしょうか。 岡崎:ISUの総会前に大きく取り沙汰されていたのが、シニアもジュニアもフリースケーティングプログラムのウェルバランス(バランスの良さ)が変わること。それが議題に上がっていました。ジャンプ7本だったところを6つに減らす。そして、スピン3つのうちのひとつはコレオスピンという表現をするものに変えようと。ジャンプコンビネーションを含め、細かく変わるのかなという雰囲気ではあったんですけれども、結局はオリンピックシーズンまではこのまま行く形で、終わった後に変更しましょうという決定になりました。KENJI先生もジャンプ6本のプログラムを作られたこともあったのではないかなと思います。 KENJI:最後にポンとジャンプを入れる時間を作るなど、6本のプログラムを7本にできるように作っています。構成を変えることもあって、大変でしたね。 無良:コーチ側も「てんやわんや」です。振り付けの先生たちとも「どうしますか、どうしますか」って。