スペイン大洪水1週間 相次ぐ“火事場泥棒” 住人に広がる不安や当局との溝
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スペインでは記録的な洪水から1週間。今も不安が広がり続けています。 東部のバレンシア州。泥まみれの車に貼り紙をする男性。そこには「移動させる場合は連絡がほしい」と記されています。 この車からは義理の姉とめいが遺体で見つかりました。 地元住民 「(Q.めいは何歳?)3カ月です」 洪水による犠牲者は、これまでに218人。いまだ89人の行方が分からず、捜索が続いています。 サンチェス首相は多額の被災者支援を発表する一方で…。 スペイン ペドロ・サンチェス首相 「私が保証します。政府は最初の1分、1秒、それ以前から今回の嵐がもたらした非常に大きな被害に対応する準備ができていた」 当局の対応に問題はなかったと強調。しかし…。 この2日前、被災地では国王夫妻に怒号が浴びせられるなど騒ぎが起きたばかり。当局と住民との間の溝は広がり続けています。 さらに…。 地元住民 「警察は十分な機能を果たせていない。だから私たち住民がパトロールをしている」 相次ぐ窃盗や強盗被害に対応するため、住民たちは自警団を結成してパトロール。“火事場泥棒”での逮捕者はすでに140人を超えているということです。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2024
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