22時からの【香水】。欲しいのは、深まる宵を愉しむための香り
夜10時、自分のための時間が始まるとき。1日を振り返ったり、美しい世界に思いを馳せたり。そのときそばに寄り添うフレグランスは? 想像の翼を広げる香りとともに、安らぎと静寂に満ちたひと時を過ごして。 【写真】自分のためにつけたい香水をもっと見る
清らかな香りに癒やされて、穏やかな夢を見る
CHANEL(シャネル) 「ココ マドモアゼル」を、くつろぎたい夜のためにアレンジ。髪やナイトウェアにミストのようにまとうことができる。柑橘系の中に、フローラルノートとホワイトムスクが香り立ち、水彩画のように淡く繊細。ベッドリネンのぬくもりにくるまりながら、安らぎへ導かれて。
BYREDO(バイレード) オーストリア発のスキンケアブランド「スザンヌ・カウフマン」とのコラボレーション。ロールオンタイプのフレグランスオイルで、肌の保湿もかなえる。スパイシーなウッディノートで、アルプスの森の空気を再現。森林浴をするようにまとって、寝る前に深く深呼吸を。
夜空を描いたパフュームとともに、満天の星を眺めるとき
Maison Margiela(メゾン マルジェラ) (右)星々が輝き、あたたかい風がそよぐナミビアの砂海から着想。スモーキーで力強いウードに、ミステリアスなアンバー、乾いたレザーアコードを加え、幻想的でワイルドな世界を描いた。星降る夜の静寂と、生命力あふれるアフリカの空気を感じたい。 SINN PURETÉ(シン ピュルテ) (左)「月がきれいですね」という言葉を表現するなら? 味わった瞬間に表情が和らぐような、甘美で麗しく、慎み深い香りが誕生した。チュベローズとバニラがまろやかに包む、フローラルノート。大切な人といつか眺めた星空が、目の前に蘇る。 SOURCE:SPUR 2024年2月号「欲しいのは、深まる宵を愉しむための香り 22時からのフレグランス」 photography: Keita Goto 〈W〉 styling: Masayo Kooriyama 〈STASH〉