新ペアでの初大会は準優勝 福島由紀と松本麻佑の「フクマツ」 パリ五輪銀の中国ペアに完敗 【バドミントン熊本マスターズ】
◆バドミントン熊本マスターズ第6日(17日、熊本県立総合体育館) 今秋にペアを結成した女子ダブルスの福島由紀(岐阜Bluvic、熊本県出身)松本麻佑(ほねごり)組は、決勝でパリ五輪銀メダルの中国ペアに0―2で敗れて準優勝だった。 ■ピンクのユニホームで快走するドルーリー朱瑛里【写真】 福島は広田彩花との「フクヒロ」、松本は永原和可那との「ナガマツ」で東京五輪に出場した後、ともにペアを解消。新たなペアで臨んだ初めての大会だった。福島は「1回戦敗退か決勝進出かと思っていた。地元なので決勝までたくさんの試合ができてすごく良かったなという気持ちです」と話した。 1試合ごとに完成度を高めて勝ち進んだものの、松本が「今の世界のトップと戦って現状を把握できた」と分析したように、強敵との決勝は第1ゲームを15―21で落とすと、第2ゲームは5点しか奪えずに圧倒された。 松本は「私がもっとアグレッシブに動いてカバーしてもらって、自分をもっと解放させて爆発的に行ってもいいと思った」と振り返り、福島も「まだ形がないので、型にはめすぎずに2人の良さを出していくプレーができればさらに良くなると思う」と前を向いた。 新ペアの「フクマツ」が次に見据えるのは、12月の全日本総合選手権。「まずは全日本総合で結果を出して来年へのステップにしたい」とまずは国内の頂点を目指す。
西日本新聞社