約60もの屋台でタイ料理がすべて無料! 成田のタイ寺院が主宰する「トードカティン祭り」に潜入してきた #食楽web #タイ料理
千葉成田市にある「ワットパクナム寺院」最大のお祭り「トードカティン」に潜入
日本に居ながらにして、タイを満喫できるスポットとして人気の千葉県成田市にある『ワットパクナム日本別院』。ここはタイ・バンコクの歴史ある「ワットパクナム寺院」の別院で、1997年に開院。総面積は2000坪と広く、日本にあるタイ寺院の中では最大規模を誇ります。在日タイ人に信心されている寺院ですが、日本人の拝観や見学が無料でできるとあって、タイ好きの間ではかねてから人気の寺院です。訪れる人のために、毎週日曜日には無料で食事が振る舞われています。 【画像】布薩堂の中には黄金の仏像が! そんな「ワットパクナム日本別院」では、年に数回大規模なイベントを開催しています。春の水かけ祭り「ソンクラーン」に並ぶ、年に一度の最大のお祭りが「トードカティン」です。このお祭りには毎年約1万人が訪れるという、大人気のイベント。敷地内にはところ狭しと屋台が広がり、全ての料理は無料! そんな太っ腹なイベントが開催されると聞き、早速行ってみました。
いちばん近い駅はJR成田線「下総神崎」駅で、寺院までは約5.5km、車で約27分。周辺には畑が広がり、ほのぼのとするのどかな場所。本当にここに1万人も集まるの? と思いつつ進んでいくと、徐々に車が多くなってきました。事前に敷地内の撮影を行いましたが、「トードカティンは混むから、朝7時半までには来てね」と念を押されていたので、その通りの時間に到着。早くも駐車場は埋まりつつあります。
のどかな田園の中には、交通整理のガードマンが立ち、次から次へと車がやってきます。車から降りてくるのは、ほとんどがタイ人。ナンバーを見てみると、遠方の地域も多く、今日は全国から多くのタイ人が集うようです。寺院が近づくにつれて、説法や賑やかな音楽が聞こえてきて、気持ちも高まります。
朝8時で会場はいっぱい。屋台がズラリと並び、大盛り上がり!
早速会場に入ると、朝8時の時点で多くの人で賑わっていてびっくり。会場は主に2つあって、蝋燭や仏衣など仏教関連のグッズが売られる通りと、約60の屋台が並ぶ飲食通りがあります。そもそも「トードカティン」とは、僧衣献上祭りのこと。日頃身にまとう僧衣を、一般の人たちが僧侶に献上する儀式で、どの寺院でも年に1度行っているものです。「ワットパクナム日本別院」では、毎年11月に行っています。