ルフィ事件・実行役リーダー格 無期懲役判決に涙 「拷問ともいうべき残忍なもの」
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死刑を望む被告に言い渡されたのは、無期懲役でした。東京・狛江市で90歳の女性が死亡したルフィ事件の実行役・永田陸人被告(23)は涙を流して判決を聞きました。 ■「執拗で残忍」罪深さ指摘 菅原暁裁判長 「主文、被告人を無期懲役に処する。暴力を自ら行い主導していて、実行役の中でも果たした責任は際立って重い。指示役に従っていただけではない。拷問ともいうべき、執拗(しつよう)で極めて残忍なものである」 判決にうなずきながら、時折、涙を見せる永田被告。そして、最後に裁判長はこう述べました。 菅原裁判長 「あなたがこの法廷で述べたように謝罪の気持ちがあるのなら、この重大な結果を忘れることなく、罪の深さ・償いとして何をすべきか刑に服している間、ずっと考え続けてほしいと思っています」 「ルフィ」などと名乗る指示役のもとで実行役のリーダー格だった永田被告。各地で相次ぐ闇バイトによる強盗事件について、こう語っていました。 永田被告(テレビ朝日の取材に対し) 「今、強盗がすごい起きていて、横浜でも北海道でも同じ気持ちになっている人がいますよね。そういう気持ちにさせちゃダメだと思います」 ■「夫から何度もお願い」回収役 横浜市で70代の男性が殺害された強盗殺人事件では、現金の回収役として木本未穂容疑者(30)が逮捕されています。 木本容疑者 「夫から何度もお願いされて、(回収役を)引き受けてしまった。夫の紹介で指示役と知り合った」 夫は先月、北海道で詐欺の疑いで逮捕されていますが、東京・国分寺市の強盗事件にも関わっているとみられています。 現金の受け渡しがあったとされる場所の近くでは、その夫に似た人物が確認されました。夫の父親によると…。 木本容疑者の夫の父親 「(高校卒業後)仕事しないで、ぶらぶらしていることもあった」 「今は(夫と)一緒に働いている人が金を貸しているから、返してもらいたいということもあった」 警視庁は、夫についても一連の強盗事件との関連を調べています。 ■闇バイト強盗 報酬受け取れず 千葉県市川市の事件では、50歳の女性に重傷を負わせたとして、実行役の男3人が逮捕されています。 藤井柊容疑者(26) 「報酬10万円で監禁をしただけ」 しかし、指示役にいいように使い捨てられる実態も明らかになりました。 藤井容疑者ら3人 「約束された報酬は受け取っていない」 関東で相次ぐ闇バイトとみられる強盗などの事件では、これまでに40人が逮捕されています。 (「グッド!モーニング」2024年11月8日放送分より)
テレビ朝日