テイラー・スウィフトの「The Eras」ツアーが閉幕 スタッフへのボーナス総額は約300億円
2023年3月にスタートしたテイラー・スウィフトの「The Eras」ツアー。現地時間12月9日(月)、バンクーバーで閉幕した。 【写真】私服からドレス、衣装まで! 歌姫テイラー・スウィフトのスタイル遍歴167
テイラーにとって、これまでの音楽のすべての時代(The Eras)を巡る旅路だというこのツアー。世界中でチケットの争奪戦が繰り広げられ、セレブたちもこぞって観覧に。ファンが会場で交換するフレンドシップブレスレットは社会現象になるほどだった。最終日にテイラーはステージから観客たちに直接お礼のメッセージを送った。「私のこれまでの人生の中で最もスリリングな章、愛するThe Erasツアーに参加してくれたすべてのみんなに感謝したい」と語ると観客に大きく一礼。そして最後のナンバー「Karma」を歌い上げた。
この日の公演では他にもこの約2年を振り返る瞬間があった。「Lover」のパートの冒頭では「私たちは世界中をツアーしてきた。たくさんの冒険をしてきた。今まで生きてきた中で最もエキサイティングかつパワフルで、衝撃的で激しくてチャレンジングなことだった」「このツアーで1,000万人以上の観客の前でパフォーマンスできた」と語った。
ちなみに雑誌『ピープル』の調べによると、テイラーはこのツアーでスタッフたちに総額1億9,700万ドル(約297億円)のボーナスをプレゼントしたという。贈られたのはバックダンサーやバンドメンバー、プロダクションチームのスタッフやアシスタントに加え照明や音響スタッフ、トラックドライバー、ヘアメイクや衣装担当者、振付師からテイラーの体をメンテナンスする理学療法士まで、ありとあらゆるスタッフが対象。もちろんボーナスなのでこの額に給料は含まれていない。同誌は2023年8月、テイラーが北米公演第1弾を終えたとき5,500万ドル(約83億円)のボーナスをスタッフたちに払ったことを確認している。このときエンタメサイト「TMZ」はトラックドライバー1人1人に10万ドル(約1,500万円)を送ったという情報を入手、テイラーの太っ腹ぶりがニュースを賑わせた。
これまで1年9か月、全世界を飛び回りながら1回3.5時間を超える公演を150回近く開催してきたテイラー。そのバイタリティは、まさに時代を代表する歌姫だからこそ。しばらく休みを取るのではないかと見られているが、これまで次々と新たな試みに挑戦してきたテイラーが次にどんな動きを見せるのか、早くも注目を集めている。