大阪府・吉村知事が定例会見3月25日(全文1)補正予算で医療体制強化
大阪府の吉村洋文知事は25日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府、新型コロナ対策で約74億円補正予算案を編成 吉村知事が定例会見(2020年3月25日)」に対応しております。 【動画】大阪府、新型コロナ対策で約74億円補正予算案を編成 吉村知事が定例会見 ◇ ◇
補正予算を緊急に編成
司会:ただ今から知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:僕からは2点です。1点目が補正予算についてです。令和元年度の緊急の一般補正予算ならびに令和2年度の緊急の補正予算についてのご説明です。令和元年度については3月末でもうすぐですけども、併せて4月1日から早々に行わなければならない緊急の補正予算を組みました。大きな方向性としましては重症者の命を守るための医療体制、医療崩壊を防ぐための医療体制。入院フォローアップセンターをつくって今、運用していっていますが、まさにそこの運用、実行させていくための補正予算。医療体制強化が一番大きなメインの補正予算になるかと思います。併せて収入が非常に厳しい方への緊急の生活費の援助と、補助ということがメインになります。 これまで経済対策として企業の運転資金の貸し付け、低利貸し付け、保証協会貸し付け、これは制度をつくって予備費をもって現に執行していっている最中です。今回新たに補正予算を組むということについては、特に重症者の命を守るための医療体制強化、それから経済的に非常に厳しい方の生活を守ると、その2点が大きな軸になるかというふうに思っています。
3月26日に専決処分する予定
まずその中身についてです。これまで大阪府においては医療機関とかも連携をしまして、感染拡大防止に向けた取り組みというのを進めてまいりました。府民の皆さんへの情報公開、情報提供、これを積極的にやってまいりました。併せて2月18日、これは国より先んじてですけども、イベントの中止であったり、それから府立施設の休館であったりということで、1回ぐっと抑えるということをやったという状況でもあります。併せて、クラスターを発見して、そこから追跡してクラスターをつぶしていくということもやってきました。 さらに医療体制を強化するということで、重症者の命を守る観点から、重症者については、いわゆる感染症の指定機関とか、非常に大規模な設備の通っている病院へと。それから、そうじゃない方については振り分けていくと。一般病床、一般の稼働している病床、それから非稼働の病床、閉鎖した病床、そういったところの活用も、最終的には宿泊施設等、それぞれトリアージしていこうという仕組みをつくって今、運用していってるところです。 併せて先ほど申し上げた中小企業の支援というのは現に今、実行している、そういう状況の中で、感染者については、やはり徐々に拡大している傾向にあるというふうに認識をしています。もう厚労省の非公開の文書を公開しましたから、皆さんもご承知のとおりですけど、国の専門家の予想においては、大阪府においていつ急激な爆発的な感染拡大が起きてもおかしくないということが、数字とともに示されているという状況でもあります。そういった中で、府民の命、健康、暮らしを守るということでの当面の経費として総額74億円程度の補正予算を緊急で編成いたします。そしてあす、3月26日に専決処分をする予定です。