石破首相「速やかに実行すべき施策を積み上げた」…補正予算案の早期成立呼びかけ
石破首相は9日の衆参両院の本会議で、同日審議入りした一般会計総額13・9兆円の2024年度補正予算案について、「デフレに後戻りせず、成長型経済への移行を確実なものとするため、速やかに実行すべき施策を積み上げた」と述べ、早期成立を呼びかけた。
SNSの闇バイト対策として、捜査員が架空の人物になりすまして闇バイトに応募する「仮装身分捜査」の導入を検討すると表明した。首相は「仮装身分捜査を含む新たな手法の効果的な活用のあり方を検討する」と意欲を示した。
学校給食費の無償化を巡っては、独自に無償化を実施している自治体の状況に関し、調査を進めていると明らかにしたうえで、「年末をめどに課題を整理する」と語った。
選択的夫婦別姓制度の導入の是非では、「(自民党内の)議論の頻度を上げ、熟度を高めるよう促していく」と強調した。結論を得る時期は明言しなかった。